WWD JAPAN メディア開発・運用支援

ファッション/メディア

WordPress, Stripe, MySQL, PHP, JavaScript, Python, Google Analytics, PageSpeed Insights, Trello, GitHub

  • クライアント:株式会社INFASパブリケーションズ
  • プロジェクト名:SEO最適化・投稿業務自動化による運用効率向上

技術的統括不在を解消するアジャイル運用体制を構築

収益モデルを拡張するStripe課金機能を実装

SEO最適化・投稿業務自動化による運用効率向上

要望が断続する中で
開発運用の混乱と技術的な統括不在が続いていた

株式会社INFASパブリケーションズ様が運営する「WWD JAPAN」は、ファッション業界を代表する専門メディアとして高い知名度を持ちながらも、技術的な運用面では複数の課題を抱えていました。CMSは長年WordPressをベースに拡張・改修が続けられてきた結果、コードベースが複雑化し、更新や新機能の追加がしづらい状態になっていました。

また、UX改善やパフォーマンス最適化、サブスクリプション導入、データ移行対応など、異なる部門から多様なリクエストが断続的に発生していたにもかかわらず、それを技術的に集約・実装へと落とし込む統括役が不在のまま運用が進行していたため、要望の優先順位づけやプロジェクト全体の見通しが不透明となり、開発プロセスに混乱が生じていました。

技術的全体統括とアジャイル体制で運用改善を推進

私たちは、メディア運営の全体設計を俯瞰する立場として、アジャイル型の開発体制を組成。社内各部門と連携しながら、要望の整理とロードマップ化を進め、実行可能なタスク単位でプロジェクトを再構成しました。

フロントエンド・バックエンド両面からの技術実装に加え、Stripeによる定期購読課金の導入、SEO構造の見直し(タグ設計、カテゴリ整理、記事PVルールの最適化)、過去記事を含む投稿データのマイグレーション、投稿業務の自動化などを幅広く担当。加えて、Pythonを活用したデータ変換スクリプトの実装、タグラベリングの自動処理、Trello・GitHubベースでの進行管理体制の構築など、日々の運用における生産性向上にも注力しました。

運用の混乱を解消し、収益構造の強化にもつながる基盤を構築

技術チームの立て直しにより、開発要望がスムーズに取りまとめられ、優先度の明確化と開発スピードの安定化が実現。複数部門の要望が一元的に整理され、プロジェクトの全体像が見える状態で継続的に改善サイクルが回るようになりました。

また、導入された定期購読課金機能は新たな収益モデルとして評価され、記事更新のフローやサイト構成の最適化によって、ユーザー回遊性とページ速度も向上。コンテンツ体験・事業性の両面で好循環を生み出す基盤として、現在も長期的に運用されています。

  • クライアント:株式会社INFASパブリケーションズ(業種:ファッション/メディア)
  • プロジェクト名:WWD JAPAN 技術運用/開発改善支援
  • 課題:複雑化したWordPress運用と、部門横断の要望が整理されず開発に混乱
  • 提供内容
    • アジャイル開発体制の構築
    • Stripe決済・マルチプラン対応の設計実装
    • タグ設計/SEO構造改善/マイグレーション支援
    • 投稿効率化(データ変換・自動ラベリング)
  • 成果
    • 技術要望の集約・開発フローの安定化
    • サイト速度・回遊性・編集業務効率の改善
    • 課金機能による新たな収益構造を実現
  • 開発期間:継続支援(主な支援期間:2023年上半期〜現在)
  • 費用帯:1000万円〜2000万円
  • 技術スタック:WordPress, Stripe, MySQL, PHP, JavaScript, Python, Google Analytics, PageSpeed Insights, Trello, GitHub
  • 公開URLhttps://www.wwdjapan.com