
業界/業種 | Industry
ファッション/メディア/グローバル対応(多言語・多国間CMS統合)/バイリンガルPM/SEO最適化/データマイグレーション
技術スタック | Technologies
グローバル CMS, Node.js, Python, Google Docs, Confluence, Search Console
- クライアント:Condé Nast Japan
- プロジェクト名:VOGUE JAPAN グローバルCMS マイグレーション
01
セールスポイント
01
日本独自仕様とグローバル要件の両立を実現するバイリンガルPM体制
02
データ変換と自動マッピングによる効率的なCMSマイグレーション
03
SEO・UX・広告配置を維持したまま、共通基盤への統一に成功
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課題
グローバル統合に伴う、
日本市場の独自要件と技術仕様のすり合わせ
Condé Nast Japan様が運営する「VOGUE JAPAN」は、世界中で展開されているVOGUEブランドの日本版として、独自のコンテンツ構成や運用体制を長年築いてきました。一方で、本国主導のCMS統合プロジェクトが進行する中、従来の日本独自CMSからグローバル共通のCMS(Verso)への移行が求められました。
この移行においては、グローバルで定義された仕様やフォーマットに準拠しながらも、日本市場特有のユーザー体験やSEO構造、メディア収益構造(PVカウントルールや広告位置)を維持する必要がありました。さらに、仕様調整は英語が前提で進行していたため、日英双方に精通したプロジェクトマネジメントと、複数部門をまたぐ技術的な要件整理が求められていました。
03
ソリューション
バイリンガルPMとデータ変換設計による移行支援
私たちは、VOGUE JAPANとグローバル開発チームの橋渡しを担うバイリンガルPMとして参画し、日本独自の編集・広告要件を丁寧にヒアリングした上で、本国のCMS仕様とすり合わせた移行設計を行いました。仕様書や進行管理ドキュメントはすべて日英併記で整備し、国際会議の場でもスムーズな合意形成をサポートしました。
CMSマイグレーションに際しては、旧CMSのデータ構造からVerso形式への変換スクリプトをNode.jsで構築。さらに、Pythonを用いて日本独自のラベリングルール・カテゴリ構成を自動で再マッピングする処理も設計しました。移行前後の整合性を担保するため、編集・広告・開発の各チームと連携しながら、段階的なテスト・本番切替もリードしています。

04
結果
UXとSEOを維持しながら、グローバルCMSへの統一を実現
本プロジェクトの完了により、VOGUE JAPANはグローバルCMSへの移行をスムーズに完了し、日本市場独自のUXやSEO構造、広告配置も維持したまま、共通プラットフォーム上での運用が可能になりました。これにより、グローバル展開における他市場との連携が強化されたほか、メディアとしての柔軟性とメンテナンス性も向上しました。
加えて、今回の移行支援で開発されたデータ変換・自動ラベリング処理は、今後他マーケットへの展開時にも再利用可能なモデルとなり、VOGUEグループ全体にとっても価値ある事例として評価されています。

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実績概要
- クライアント:Condé Nast Japan(業種:ファッション/メディア)
- プロジェクト名:VOGUE JAPAN グローバルCMS マイグレーション
- 課題:日本市場特有の仕様と、グローバルCMS統合の整合性を取る必要があった
- 提供内容:
- バイリンガルPMによる国際仕様調整と進行支援
- CMSマイグレーション設計・実装(Node.js/Python)
- ラベリング自動変換ロジックの開発
- 編集・広告・開発部門との調整とテスト実施支援
- 成果:
- UX・SEO・広告構造を維持したままCMS移行を完了
- 他市場展開の基盤として再利用可能な処理を構築
- 開発期間:約14ヶ月
- 費用帯:1000万円〜2000万円
- 技術スタック:グローバル CMS, Node.js, Python, Google Docs, Confluence, Search Console
- 公開URL:https://www.vogue.co.jp