VOGUE JAPAN グローバルCMS マイグレーション支援

vogue

ファッション/メディア/グローバル対応(多言語・多国間CMS統合)/バイリンガルPM/SEO最適化/データマイグレーション

グローバル CMS, Node.js, Python, Google Docs, Confluence, Search Console

  • クライアント:Condé Nast Japan
  • プロジェクト名:VOGUE JAPAN グローバルCMS マイグレーション

日本独自仕様とグローバル要件の両立を実現するバイリンガルPM体制

データ変換と自動マッピングによる効率的なCMSマイグレーション

SEO・UX・広告配置を維持したまま、共通基盤への統一に成功

グローバル統合に伴う、
日本市場の独自要件と技術仕様のすり合わせ

Condé Nast Japan様が運営する「VOGUE JAPAN」は、世界中で展開されているVOGUEブランドの日本版として、独自のコンテンツ構成や運用体制を長年築いてきました。一方で、本国主導のCMS統合プロジェクトが進行する中、従来の日本独自CMSからグローバル共通のCMS(Verso)への移行が求められました。

この移行においては、グローバルで定義された仕様やフォーマットに準拠しながらも、日本市場特有のユーザー体験やSEO構造、メディア収益構造(PVカウントルールや広告位置)を維持する必要がありました。さらに、仕様調整は英語が前提で進行していたため、日英双方に精通したプロジェクトマネジメントと、複数部門をまたぐ技術的な要件整理が求められていました。

バイリンガルPMとデータ変換設計による移行支援

私たちは、VOGUE JAPANとグローバル開発チームの橋渡しを担うバイリンガルPMとして参画し、日本独自の編集・広告要件を丁寧にヒアリングした上で、本国のCMS仕様とすり合わせた移行設計を行いました。仕様書や進行管理ドキュメントはすべて日英併記で整備し、国際会議の場でもスムーズな合意形成をサポートしました。

CMSマイグレーションに際しては、旧CMSのデータ構造からVerso形式への変換スクリプトをNode.jsで構築。さらに、Pythonを用いて日本独自のラベリングルール・カテゴリ構成を自動で再マッピングする処理も設計しました。移行前後の整合性を担保するため、編集・広告・開発の各チームと連携しながら、段階的なテスト・本番切替もリードしています。

UXとSEOを維持しながら、グローバルCMSへの統一を実現

本プロジェクトの完了により、VOGUE JAPANはグローバルCMSへの移行をスムーズに完了し、日本市場独自のUXやSEO構造、広告配置も維持したまま、共通プラットフォーム上での運用が可能になりました。これにより、グローバル展開における他市場との連携が強化されたほか、メディアとしての柔軟性とメンテナンス性も向上しました。

加えて、今回の移行支援で開発されたデータ変換・自動ラベリング処理は、今後他マーケットへの展開時にも再利用可能なモデルとなり、VOGUEグループ全体にとっても価値ある事例として評価されています。

  • クライアント:Condé Nast Japan(業種:ファッション/メディア)
  • プロジェクト名:VOGUE JAPAN グローバルCMS マイグレーション
  • 課題:日本市場特有の仕様と、グローバルCMS統合の整合性を取る必要があった
  • 提供内容
    • バイリンガルPMによる国際仕様調整と進行支援
    • CMSマイグレーション設計・実装(Node.js/Python)
    • ラベリング自動変換ロジックの開発
    • 編集・広告・開発部門との調整とテスト実施支援
  • 成果
    • UX・SEO・広告構造を維持したままCMS移行を完了
    • 他市場展開の基盤として再利用可能な処理を構築
  • 開発期間:約14ヶ月
  • 費用帯:1000万円〜2000万円
  • 技術スタック:グローバル CMS, Node.js, Python, Google Docs, Confluence, Search Console
  • 公開URLhttps://www.vogue.co.jp